SUS ステンレス素材

難削材の代表格で、加工硬化が激しく、成形しにくいステンレス材。この材料を上手く成形して仕上げると素地を生かしても、表面処理をしても、薄く、高剛性で、錆びにくく、耐熱性のある高級カバー材に仕立てる事が出来ます。ステンレス(stainless)とは「錆びない」と言う意味となります。ただ厳密には「さびにくい」という意味も含まれます。使用条件によっては錆が発生してしまう場合もあります。 ステンレスは鉄(Fe)を主成分(50%以上)として、クロム(Cr)を10.5%以上含むさびにくい合金となります。電子部品や建築部品など様々な業界で使用されています。弊社ではマシニング機械加工、板金プレス、プレス加工、MIMなど様々な方法にてステンレス加工品の製作が可能です。

ステンレスの種類と選択方法

ステンレスにも以下のように種類があります。

フェライト系代表的なものはSUS 430の18クロム系のステンレスです。このグループのステンレスは熱処理により硬化することがほとんどなく、焼なまし(軟質)状態で使用されます。また、マルテンサイト系ステンレスより加工性および耐食性が良いし、溶接性も良好であるため、一般耐食用として広く使用されています。例えば厨房用品、建築内装、自動車部品、ガス・電気器具部品などで、主に薄板および線の形で使用されています。
近年、製錬技術の進歩によって容易に低炭素にすることができるようになったため、SUS430LX、SUS430J1L、SUS443J1などの耐食性、成形加工性のより優れた鋼種が豊富になりました。さらに、極低炭素・窒素としたSUS444、SUS447J1、SUSXM27クラスのいわゆる高純度フェライトステンレスは、耐食性が一段と優れており、また塩化物応力腐食割れを起こしにくいため、温水機器や化学プラントなどにも用途が広がっています。
マルテンサイト系主なものはSUS403、SUS410の13クロム系のステンレスです。このグループのステインレスは、焼入れにより硬化するので、成分と熱処理条件を選ぶことにより広範囲の性能がを持つことができます。棒鋼、平鋼の形状で使用されることが多く、高強度、耐食・耐熱性が必要な機械構造用部品、例えばタービンブレード、ポンプ、シャフト、ノズルなどに使用されます。
また耐食性のうえからは、炭素量が少ない方が望ましいのですが、反面炭素含有量の多いものは耐磨耗性が優れており、SUS420(13ク口ム高炭素)クラスは刃物、外科用器具として用いられ、最高の硬さを有するSUS440(18クロム高炭素)クラスは軸受、ベアリングに使用されます。
オーステナイト系一般に延性および靭性に富み、深絞り、曲げ加工などの冷間加工性が良好で溶接性も優れています。さらに耐食性も優れ、低温、高温における性質も優秀です。SUS304 SUS316L SUS303