試作対応に関して 2020.06.25 プレス加工 技術開発を含む試作 自動車、電子機器、産業機器など様々な分野で長年培われた経験と実績を活かし、お客様のご要望に応じた試作から開発を含む難易度の高い試作まで数多く手掛けています。そのほか、他工法からの順送プレス加工への代替加工、工法変換、加工・組立て工数削減、低コスト化など、あらゆるニーズの試作に取り組んでいます。 量産性を見据えた試作 当社は、順送プレス加工での量産性を見据えた試作を最も得意としています。量産時の加工効率、加工コストなどを考慮し、試作段階から量産時の課題や問題点を事前に回避することで試作から量産、製品化までの立ち上げリードタイムの短納期化を図っています。また、製品仕様を使用環境、使用条件に応じて、オーバースペックもしくはアンダースペックになっていないかなども同時に見極め安定した品質で必要最小限のスペック、コストを見極めた試作を行っています。 絞り加工の試作に関して 絞り加工は曲げや打ち抜きに比べより多くの工程を必要とします。そのため試作を行う場合にも難易度が非常に高くなります。また価格的にも試作とはいえ高いものとなってしましいます。岐阜精器工業ではお客様の要望に合わせ価格を抑える工夫、納期を早める対応を常に行っています。また金型を使用せず切削、ワイヤーカット加工等の機械加工で行う試作に対しても対応が可能です。 岐阜精器工業深絞り加工の製作実績 絞り加工のメリット 加工工数の削減切削や溶接といった加工をせずに期待する形状に形成することが可能ですので、加工自体の工程数を削減することができます。念入りな金型作成、事前の細かい計算が必要となりますが、大量生産に非常に向いている加工です。 高品質な製品を製造可能製品の品質を損なう傷やひずみ、シワがない加工が可能です。そのためには、金型と機械のバランスが上手く噛み合っていること、事前の念入りな準備、そして高い技術が必要となります。また、切削も溶接も行いませんので、素材に加わるダメージが非常に少なく、丈夫な仕上がりも期待できます。 大きい加工硬化が期待絞り加工は、材料のそれぞれの箇所における変形量が非常に大きい加工です。そのため、大きい加工硬化が期待できます。例え、材料が薄い板だったとしても丈夫な製品を製造することが可能です。この性質を上手く利用すれば、製品の軽量化を図ることができます。 USB Type-Cシェル4順送型による絞り加工/…前の記事 プレス金型について次の記事