製品用途 美容機器関連
材料名 SECD T=1.0 電気亜鉛メッキ鋼板
加工方法 プレス加工 順送プレス/単発プレス

■順送型は別名「プログレ(PRG)」と呼ばれる、複数の成形機能を1つの型にまとめた金型です。1つの金型にせん断加工や絞り加工、曲げ加工などの成形工程を備えているのが特徴です。ロール状に巻いてある被加工材を使用する場合が多く、プレス機で被加工材を少しずつ順送りしていくことで加工します。特徴としては、加工スピードが早く、生産性も高いので大量生産に向いているというメリットがあります。しかし、1つの金型に1製品の加工工程をまとめるため、設計や加工難易度が上がるため、金型の生産コストが非常に高いデメリットがあります。

 

 

生産地域 中国 (岐阜精器佛岡五金制品有限公司)
コメント 自社中国工場にて金型設計から試作量産加工まで対応させていただいております。高機能材料であるチタンの加工を得意としております。チタンの加工は非常に難しい理由が以下となります。

チタンの加工はなぜ難しい?

チタンの加工がなぜ難加工材料なのかというと、結晶構造が加工しにくい構造なのです。チタンは六方晶という構造で、
下記のような特性があり加工を困難にしています。

変形抵抗が大きい
変形抵抗が比較的大きいため、加工熱が発生しやすい、そして加工熱が融着や硬くて脆いチタン化合物の形成の原因になる。

熱伝導が低い
チタンは熱伝導が低く、発生した加工熱の冷却性が劣るため加工熱が蓄積され局部的高温になり、融着や異常摩耗の原因になる。

金属活性が高い
化学的活性が強く、他の金属との親和力が強いため、チタンと工具は加工熱により融着や合金の生成などの原因になる。

ヤング率が小さい
ヤング率が小さいと、細物の旋盤加工などでたわみによる、ビビりが生じ表面精度や寸法精度が出にくい

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