製品用途 測定器関連部品
材料名 A5052
加工方法 板金プレス 黒アルマイト加工、梨地加工
生産地域 中国
コメント

板金の場合タレパン、レーザー加工にて対応となり金型レスとなり1個からの対応が可能です。弊社は板金・レーザー・曲げ・ブラケット・夭折・塗装まで一貫して対応します。鉄、ステンレス、アルミなど様々な素材に対応。 試作品一つからスピード対応いたします。 主に中国の提携企業での製作となりますが、試作から量産まで、日本品質とローカル低コストでご対応させていただきます!!

 

お問い合わせ

 

 

■岐阜精器の板金加工について

■加工事例一覧に戻る

 

アルマイト処理を行うメリット

腐食しにくくなる

アルミニウムは、空気中でも容易に酸化して表面に酸化皮膜を形成します。しかし、アルミニウムそのものはアルカリや酸などにも反応しやすく、傷などから変色や腐食を起こすことがあります。

従って、アルマイト処理を施し、分厚い酸化皮膜を形成しておくことで、傷などもアルミニウムの素地まで到達しにくくなり、結果として腐食に強くなります。

絶縁性が向上する

アルミニウムは導電性が高い金属ですが、アルマイト膜を構成する酸化アルミニウムは絶縁性で電流を通しません。

硬度が向上する

アルマイト処理を施すことで硬度や耐摩耗性が向上します。

硬さがHv20~150であるアルミニウムは、アルマイト処理を施すことでHv200~600まで硬さが向上します。

美観をコントロールできる

アルマイト処理では、そのときに形成される微細な穴に金属を電着させたり染料を吸着させたりすることで多様な色を着けることができます。

遮熱性がある

アルマイト膜の熱伝導率は、アルミニウムと比べると約3分の1なので、遮熱性を持ちます。

放熱性がある

アルマイト膜は、遠赤外線などの放射性が高いという特性を持っているため、ヒートシンクなどの放熱性向上に用いられます。

 

アルマイト処理の種類

アルマイト処理は、上述した方法のほか、カラーアルマイト処理と硬質アルマイト処理があります。ここでは、これらのアルマイト処理法について説明します。

カラーアルマイト処理

 

カラーアルマイト処理は、アルミニウムの陽極酸化処理後、表面に出来た穴に有機塗料を閉じ込めて着色する方法です。金属表面に塗料を焼き付けるのと違い、剥がれにくいという特徴があります。塗料は、アクリル塗料やメラニン塗料などを使用するので、カラーバリエーションが豊富なところも魅力です。

ただし、カラーアルマイトは、紫外線や熱などに弱く、様々な影響で変退色します。そのため、建材などには用いられず、モバイル機器の筐体や化粧品容器、インテリア雑貨などに使われています。

 

硬質アルマイト処理

一方、硬質アルマイト処理は、陽極酸化処理において、通常のアルマイト膜よりも硬く分厚い酸化皮膜を生成する方法です。電解液に特殊な溶液を用いる、高電圧・高電流で通電する、低温の電解液で時間をかけて処理するなど、メーカー毎に多様な方法で硬く厚い酸化皮膜形成を実現しています。

硬質アルマイトは、通常のアルマイトと比較して、硬度(耐摩耗性)や耐食性、絶縁性、耐熱性などに優れているため、シャフトやロールなどの摺動部品、自動車のエンジン部品、航空機関連部品など、様々な用途で用いられています。

なお、色や硬度、皮膜の厚さについて、通常のアルマイトと硬質アルマイトを比較すると以下のようになります。

比較項目

通常のアルマイト

硬質アルマイト

着色可

グレー(着色原則不可)

硬度

200HV前後

400HV以上

皮膜の厚さ

5~25μm

20~100μm

 

 

 

研究開発用の試作品1個から弊社は対応いたします。

 

 

弊社ではお客様の要望する数量やコストに合わせて最適な加工方法にて製造いたします。国内、海外にて製造が可能ですので納期、価格のご相談はお気軽にしてください。

加工から検査・表面処理まで一貫生産体制

 


岐阜精器工業

TECH-JOURNEY

金属・樹脂加工の海外調達、コストダウンなら