製品用途

冶具、半導体装置

材料名C3604  SUS316
加工方法 ワイヤーカット、マシニング加工
生産地域 中国
コメント 研究開発用の試作品1個から弊社は対応いたします。弊社ではお客様の要望する数量やコストに合わせて最適な加工を方法にて製造をいたします。国内、海外にて製造が可能でので納期、価格のご相談はお気軽にしてください。材料調達から加工~表面処理までワンストップで対応致します。図面を拝見させていただければ、お客様の品質向上・コストメリットを第一に考え、どのような加工方法が最適かご提案致します。

 

 

お問い合わせ

 

 

 

■岐阜精器の旋盤・マシニング加工について
■加工事例一覧に戻る

SUS316について

 

SUS316は、クロム17%、ニッケル12%、モリブデン2.5%程度の添加物を含むステンレス鋼で、ステンレス鋼の中でも特に腐食に強い合金です。ステンレス鋼は、その耐食性が表面に形成される「不動態皮膜」によって実現されています。この不動態皮膜は、クロムによって形成されており、その自己修復能力によって皮膜が破れても再生します。モリブデンは、塩化物環境においてこれらの効果を高める性質があり、モリブデンを含有するSUS316は、沿岸部や海水に触れる製品の素材として幅広く使用されている素材です。

SUS316の特徴と主な用途

SUS316は、ステンレス鋼の中で最も一般的に使用されているオーステナイト系に属し、オーステナイト系の中でも特に耐食性に優れた合金です。

オーステナイト系は、鉄(Fe)のほか、クロム(Cr)とニッケル(Ni)を主成分とするステンレス鋼です。冷間加工性や溶接性が良好で、耐食性に優れます。

SUS316は、このオーステナイト系の性質はそのままに、「モリブデン(Mo)」を添加することで、さらに耐食性を向上させたステンレス鋼です。モリブデンは、不動態皮膜の耐食性を向上させるとともに、不動態皮膜のキズから生じる腐食(孔食)の進行を止めて修復の力を高める性質を持ちます。

SUS316は、特に海水中や塩害地域など、塩化物環境での耐食性に優れます。しかし、硝酸などの酸素を供給する「酸化性酸」に対しては、耐食性が他のオーステナイト系ステンレス鋼と逆転する場合があるので注意が必要です。

塩化物環境での高い耐食性を反映して、SUS316は、以下のような用途に用いられています。

SUS316の用途 ・沿岸部で用いられる外壁パネルなどの建築部材
・沿岸部や塩化物を含んだ融雪剤が撒かれる地域の配管・配管部材
・海水用の配管や配管部材、ポンプなど海水を利用する工場の機器
・船舶部品
・業務用食品保管容器

 


金属加工なら岐阜精器工業。創業50年の実績と豊富な経験により高精度でスピーディーに対応!1970年の創業から金属プレス加工、金型設計・製作、部品加工を行う企業です。長年培った技術を活かした『提案力』を武器にお客様の製品開発をサポートさせていただいております。

 

 


 

 

岐阜精器工業

TECH-JOURNEY

金属・樹脂加工の海外調達、コストダウンなら