製品用途 |
電子機器の部品 |
材料名 | 純銅 |
加工方法 | 旋盤加工 |
生産地域 | 中国 |
コメント | 研究開発用の試作品1個から弊社は対応いたします。弊社ではお客様の要望する数量やコストに合わせて最適な加工方法にて製造をいたします。国内、海外にて製造が可能なので納期、価格のご相談はお気軽にしてください。材料調達から加工~表面処理までワンストップで対応致します。図面を拝見させていただければ、お客様の品質向上・コストメリットを第一に考え、どのような加工方法が最適かご提案致します。
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銅の特徴
銅は多くの性質をもった金属です。中でも導電率の高さや熱伝導率の高さ、加工のしやすさが特徴であり、その特徴を利用した製品によく使われます。導電率、熱伝導性、加工性以外にも耐熱性、耐食性や金属光沢により外観が美しいなどたくさんの特徴があります。
・導電率が高い
銅の最大の特徴はこの導電率の高さです。銀に次ぐ性質であり、価格との関係により電線などには銅が使用されています。
・熱伝導率が高い
熱の伝わりやすさは鉄鋼材料やアルミニウムよりも優れており、この性質は銅鍋が食材を均等に加熱できる点に表れています。
・加工性に優れている
銅が大昔から使われている理由のひとつが加工のしやすさであり、特に切削加工や圧延加工に適しています。またメッキやハンダ付けが容易な金属です。
・熱に弱い
200℃を超えると軟化するため、通常200℃以下で使用します。低温側の劣化はないため、問題なく使用できます。
・耐食性が高い
耐食性にも優れており、中でも他の金属が苦手とする海水に対しても良好な耐食性を持っています。ただ、硝酸、塩酸、硫酸等の化学物質には侵されるため注意が必要です。
・見た目が綺麗に仕上がる
金以外で唯一金色の光沢をもつ金属です。そのため、工芸品にも使われます。
・磁性がない
非磁性を生かした用途として、磁気厳禁の電気機器の測定器や化学工業の防爆用工具として使われています。
銅を代表する4種類の規格
・純銅
純銅は純度が99.90%以上で、酸素の含有量によってタフピッチ銅(C1100)、りん脱酸銅(C1201、C1220)、無酸素銅(C1020)に分類されます。純銅は導電率や熱伝導率が非常に高いため、導線や電子機器材料によく使用されます。
・ベリリウム銅(C1720)
ベリリウム銅は銅にベリリウムとコバルトを加えた特殊合金(C1720)です。引張り強さは炭素鋼を超える高強度材料です。高価で非常に加工しにくいために用途は限定されますが、600℃近辺まで使用可能です。特殊ばねや火花がでない性質から防爆工具にも利用されています。
・黄銅(真鍮)
黄銅は銅(Cu)と亜鉛(Zn)の合金で、真ちゅう(真鍮)と呼ばれています。合金の比率によって銅70%と亜鉛30%の70/30黄銅(C2600)、65%と35%の65/35黄銅(C2680)、60%と40%の60/40黄銅(C2801)があります。黄銅は銅の比率が下がるにつれて、引張り強さと硬度が増します。しかし銅の比率が60%未満になると脆さが出てくるため、一般的に黄銅としては銅含有率が60%以上のものが使われ、60%未満のものは銅鋳物の材料になります。
・リン青銅
リン青銅は銅とスズの合金で、脱酸にリンを用いるため、合金中にわずかにリンを含有しています。リン青銅は高いばね性を持っているため、測定器のスイッチの接点材料に使われています。
岐阜精器工業のマシニング・旋盤加工について
弊社は金属加工部品、樹脂加工部品の生産、調達を行っています。自社工場及び海外の協力ネットワークを活かして高品質、低コスト品を製作・調達致します。試作、研究開発に必要な小ロット品も対応可能。
岐阜精器工業
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