製品用途 | 半導体装置 |
材料名 | C2680 |
加工方法 | プレス加工、単発型
金型設計・製作から量産まで一貫対応。 |
生産地域 | 中国 (岐阜精器佛岡五金制品有限公司) |
コメント | 自社でのプレス金型・プレス加工
自社設計開発のプレス金型を使用して精密プレス部品・深絞り加工品の製造をいたします。大田区本社にて金型設計を行い、中国広東省の自社工場にて製造いたします。
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C2680(真鍮・黄銅)について
C2680は真鍮(黄銅)の1種で、一般的によく使われている銅合金のひとつです。
真鍮「C2680」は黄銅2種や七三黄銅と呼ばれており、板材や箔などで多く流通しています。
化学成分
銅(Cu) | 64.0~68.0% |
鉛(Pb) | 0.05%以下 |
鉄(Fe) | 0.05%以下 |
亜鉛(Zn) | 残部 |
純銅は銅の純度が99.9%以上の物を指しますが、C2680は銅65%、亜鉛35%の割合の黄銅です。
黄銅(真鍮)は亜鉛が含まれる割合が20%以上になるものを指し、純銅と比較すると亜鉛が含まれているため黄銅の方が硬さがあります。
特性
C2680には亜鉛が含まれているため、銅の中では強度のある材質で、加工性も良好で、展延性やめっき性にも優れている特性があります。
亜鉛の含有量にもよりますが、深絞り性も良いため、深絞り用として使われます。また、導電性や熱伝導性にも優れているため、機械や電子部品として使われることもあります。変色はするものの錆びによる劣化は比較的しにくい材質なので、蛇口や水道管など水道関係でも一般的によく使われています。
C2680の主な用途
【用途】
・端子コネクタ
・電子、機械部品、自動車部品
・水道関係(蛇口など)
・服飾(ハトメ、スナップボタンなど)
・その他(魔法瓶など)
C2680は広い分野で使われている素材です。磁性がない材質なので、磁気厳禁の機械にも使われることがあります。
単発型について
少量生産に向いており、非常に設計の自由度が高く、複雑な形状の加工が可能というメリットがあります。プレス加工に使用する金型がシンプルな構造で小型であることが多いため、金型の費用は安い傾向にあります。また、簡易金型を用いると、さらに費用を抑えることができます。
金属加工なら岐阜精器工業。創業50年の実績と豊富な経験により高精度でスピーディーに対応!1970年の創業から金属プレス加工、金型設計・製作、部品加工を行う企業です。長年培った技術を活かした『提案力』を武器にお客様の製品開発をサポートさせていただいております。
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