製品用途

デンタルフロスホルダー

材料名

純チタン

加工方法 切削加工

切削加工とは、あらゆる旋盤・フライス・マシニング・放電加工機など工作機械を使用して、金属や樹脂を削っていく加工方法です。近年では、機械精度も大幅に上がっており、許容誤差も0.001㎜といった品物も加工できます。

生産地域 中国 (岐阜精器佛岡五金制品有限公司)
要旨 現在試作中の自社製品第一弾。

創業50年の高精度な金属加工の技術と知識を生かして、身近な生活の中に存在しているプラスチックを、金属で代替できないかと考え、初の試みで「チタン製デンタルフロスホルダー」を開発中です。

使い捨て商品である糸ようじや、デンタルフロスの無駄使いをなくし、歯の健康への意識を変えられるよう、弊社は外出先でもよりスタイリッシュにケアができるデンタルフロス製品を目指しています。

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自社で設計した金型のみ使用して試作・量産対応させていただきます。
弊社は自社設計開発の順送/トランスファー/単発金型にて深絞り加工品の製造を行っています。弱電関連部品、医療機器関連、自動車関連部品など様々はお客様の製品を開発させていただいております。SPC材、SUS材、非鉄金属、磁性材、レアメタル等多くの実績がございます。

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純チタンとは?

 

 

国内で最も一般的に使われているのが純チタンです。炭素や窒素などの不純物を含んでいますが、ごくわずかな量のため純度が高く、純チタンといいます。他の金属と混ぜて作られるチタン合金よりも安価で加工がしやすいです。

 

チタンのデメリットとメリット

 

チタンのデメリット

①値段が高い

チタンのデメリットとしてまず挙げられるのは、値段が高い点です。チタンは多方面で万能な金属ですが、高品質で幅広く使える分、コストがかかります。コストが高い点を考慮に入れながら、チタンを用いるか否かを検討する必要があります。

 

②加工が難しい(難削材)

チタンのデメリット2つ目は、加工が難しい点です。チタンは強度が高いため、溶接もプレス成形も切削も難しいです。難削材といわれ、加工するにはチタンの特徴に合わせた方法と高い技術が必要です。企業によっては、チタン専用の工具を作って加工している会社もあり、なかなか安易には扱えない金属です。性質や利便性に弱点があるわけではなく、高価で扱いにくい金属ということは、高品質な金属であることの裏返しでもあります。モノづくりはコストを抑えることがとても大切で、要所要所でチタン等の高価な素材を使っていくという、バランスを考慮したやり繰りも重要です。

 

チタンのメリット

 

①強度が高い

チタンはとても強度が高い金属です。チタンは丈夫で、強度はおよそ鉄の2倍、アルミの3倍です。強い衝撃を受けても壊れにくいため、高い強度が要求される航空機やロケットの部品に使われることもあります。また、強度が高いだけではなく、しなりやすくもあり、少しぐらい曲げても元に戻る性質があります。さらに、チタンは熱にも強く、鉄が約1530度、銅が約1080度、アルミが約660度であることに比べ、チタンが溶ける温度は約1660度と、熱に強い鉄よりも強いです。数ある金属の中でも、相当に高い強度と熱の耐性を持っている金属です。

 

②耐食性が強い

チタンは錆びにくいです。金属が錆びにくいことを、専門の用語では耐食性が高いという言葉で表します。チタンは特に海水に強く、鉄や銅、錆びにくいとされているアルミニウムよりもさらに耐食性が強い金属です。この錆びにくい性質が、船の装甲板や橋の足など海洋建造物の素材として非常に重宝されています。

③軽い金属である

チタンは軽いです。チタンは鉄の3分の2、銅と比べると半分程度の重さしかありません。軽さの特徴を活かし、身近なアクセサリーや眼鏡、ゴルフクラブなどによく使われます。さすがに、軽さに定評のあるアルミにはかないませんが、高い強度と耐食性を持ちながらこの軽さなので、他のメジャーな金属と比較しても、抜群の性質を持っている金属と評価されます。

 

④安全性が高い

チタンは体に優しく安全な金属です。金属アレルギーを持つ人に対しても、アレルギーが起こりにくく、有毒性もないので、医療用の道具や体内に埋め込む器具にも使用されます。金属アレルギーは、金属と汗などの水が触れることによって、イオンが発生し、それが原因となって起こります。チタンの場合、イオンがほとんど発生しないため、金属アレルギーを引き起こしにくいとされています。他にも、チタンには熱や電気を通しにくい特徴や、環境にも優しいメリットもあります。他の金属に比べメリットが多く、多岐にわたる分野で活用される万能な素材です。

 

チタンの用途

 

純チタンの用途 チタン合金の用途
主に国内向け 諸外国向け
化学工業、電力・建築・土木産業など 航空機産業など

 

純チタンの用途は主に国内向けで、化学工業や電力、建築・土木産業などに使われており、チタン合金は諸外国向けで、主に航空機産業に使われています。さらには、医療器具や宇宙開発設備などの直接命に関わりそうな分野までも幅広く活用され、日進月歩でチタンの用途が広がっています。

 

その他チタンの用途一覧
日用品  時計、アクセサリー、ピアス、眼鏡フレーム、タイピン、ハサミ、髭剃り、ライター、剣道面 、電池カメラ、水筒、中華なべ、フライパン、包丁、家具、筆記具、印鑑、名刺入れ、パソコンケース
自動車部品  バルブ、リテイナー、マフラー、バルブスプリング、ボルト、ナット、ホイール、タンクローリー
自転車部品  フレーム、ペダル、リム、スポーク
ゴルフ用品  シャフト、ゴルフクラブ
登山用品  アイゼン、コッフェル、ピッケル
通信・光学機器  露光装置、海底中継具、光通信
化学工業  電解層、熱交換器、電極、タンクローリー、滅菌装置、バルブ、ポンプ、遠心分離機
医療・健康  手術用器具、ペースメーカー、歯科材料、車椅子、ステッキ、アルカリイオン浄水器電極、ピンセット
建築・土木  屋根、外壁、標識、海上橋脚、ナット、モニュメント、配管、飾り金物、スタッドボルト
機体部品  スポイラー、エンジンナセル、フラッグ、バルクヘッド、ボルト、ナット
航空・宇宙  ジェットエンジン部品、ロケット部品、ケーシング、ファン用ブレード、ディスク、ベーン、圧縮機、スタブシャフト

 

 

 


 

金属加工なら岐阜精器工業。創業50年の実績と豊富な経験により高精度でスピーディーに対応!1970年の創業から金属プレス加工、金型設計・製作・部品加工を行う企業です。長年培った技術を活かした『提案力』を武器にお客様の製品開発をサポートさせていただいております。

 


 

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