治具とは?
治工具・治具はものづくりの現場で、製品の品質向上や作業効率を高めるために使われる補助工具です。適切な治工具・治具の製作が製品の品質に大きく影響します。
治具の材質
治具の材質は、使用目的や加工対象によって異なる場合があります。以下に一般的に使用される治具の材質の例をいくつか挙げます。
工具鋼(Tool Steel)
治具には一般的に工具鋼が使用されます。工具鋼は高硬度、耐摩耗性、耐熱性を持ち、長期間の使用に耐えることができます。一般的な工具鋼の種類には、D2鋼、A2鋼、M2鋼などがあります。
硬質合金(Hard Alloy)
非常に高硬度と耐摩耗性を持つ材料で、治具の寿命を延ばすために使用されます。主にタングステンカーバイト合金(Tungsten Carbide Alloy)やセラミックスが使用されます。
アルミニウム合金(Aluminum Alloy)
軽量で耐久性があり、熱伝導性に優れているため、熱処理や溶接などの加工に使用されることがあります。アルミニウム合金は金属製の治具に使用されることが一般的です。
ステンレス鋼(Stainless Steel)
耐食性が求められる場合や衛生的な環境で使用される場合には、ステンレス鋼が選択されることがあります。ステンレス鋼は錆びにくく、清潔さを保つことができます。
プラスチック(Plastic)
軽量で絶縁性があり、加工しやすいため、一部の治具にはプラスチックが使用されることもあります。特に電子機器や精密部品の取り扱いなど、傷つけることのない環境で使用されます。
治具の種類
種類 | 詳細 | 例 |
固定治具 | 材料を固定して加工を補助する治具 | バイス、クランプ(万力) |
切断治具 | 材料を決まったサイズに切断するための治具 | 裁断機 |
挿入治具 引抜治具 |
材料を決まった位置に挿入 (決まった位置から引抜く)ための治具 |
プーラー |
溶着治具 | 材料同士を接着するための治具 | シーラー |
塗装治具 | 材料の塗装を補助する治具 (塗装しない部分を保護する治具) |
ステンシル |
カシメ治具 | 材料同士の接合部分を固定する治具 | リベット |
検査治具 | 完成品を検査するための治具 | ゲージ・セッティング治具 |
治具の使い方・用途
治具はクランプのような一般的な工具とは異なり、加工物の位置を決めて治具上に固定することから精度を高めることができます。
固定後は穴あけやせん断といった加工をすることが多いですが、治具を使用する理由はさまざまで、加工だけではなく組み立てにも用いられます。また、検査の精度を上げたり、測定をしやすくしたりするといった安定性や生産性の向上、省スペース化や作業効率の向上を図ることも可能です。
治具のメリット
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岐阜精器工業の海外調達について
海外調達の豊富な実績
弊社は海外調達のスペシャリストです。海外に進出して20年以上の経験と中国に自社工場を保有しております。自社工場以外に中国・韓国・ベトナムなど協力ネットワークを持っています。
日本語でのコミュニケーション
お客様は日本にて日本語で打ち合わせが各種商談が可能です。弊社の英語、中国語に堪能なスタッフが直接工場とやり取りを行います。
メンテナンスまで対応
日本国内では弊社がメンテナンスを行いますので不良品の対応や再加工など対応可能です。
日本基準の品質管理
海外現地でも、日本基準の品質管理を徹底しています。 海外調達では、不良品を送り返すなどの工程が頻繁に起こると調達が成立しません。 そこで輸送の前の品質管理の基準と精度を日本の水準まで引き上げていますので、高品質・高精度の部品調達が可能となっております。
ローコストなローカル工場製造
弊社はローカル工場を調査して直接契約を行なっています。また、お客様の依頼内容に応じて品質・コストバランスを考え、最適な国及び工場にて金属・樹脂加工品を製造するので、海外調達のメリットを活かしたローコストな調達が可能です。
納期・品質を徹底的に管理
お客様に代わって納期、品質をコントロール。納期遅延、不良の場合も即座に国内工場にて製作を行ないお待たせ致しません。
トラブル・リスクを防ぎます
弊社の海外ネットワークは、長年の信頼関係で結ばれている工場と取り引きを行っております。そのため、支払いトラブル等、リスクを防ぐ事ができます。お客様は発注して製品到着を待つだけです。
面倒な輸入手続きを排除
輸出時に必要な資料製作および乙仲業者とのやり取りはすべて弊社で承ります。お客様は日本国内にて納品をお待ちいただくのみとなります。
プレス加工・深絞り加工・金型
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