岐阜精器工業株式会社

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プレス加工部品の試作

プレス加工部品の試作技術

 

 

プレス加工は、高精度かつ均一な金属製品を効率よく大量生産できる加工方法として、工業製品になくてはならない加工技術の一つです。より良い製品を作るためには、開発段階でしっかりと試作作ることが必要です。また、様々な部品製造をするにあたって試作は、量産化、開発を検討する重要な工程になります。しかし、プレス加工部品の試作には時間もコストもかかるため、プレス加工以外の工法を代用して試作を行うことが多いです。また、プレス加工は1度量産が始まってしまったら形状などを変更するのは容易ではないため、試作の段階では量産性を見据えた条件で行う必要があります。量産同等条件で加工した製品製作し、必要最小限のスペック、コストなどの評価を行うことが理想です。

 

試作の注意点

 

 

プレス加工では必ず金型を必要とするので初期投資が必要不可欠です。試作をする場合も同様。量産時と同じスペックで製造すると、コスト・納期がかかり、全体の開発に影響を及ぼすかもしれません。量産時に安定した品質を維持し、なおかつコストを下げるためには、量産を見据えた工法で試作を行う必要があります。量産と試作の狙いを理解し、ポイントを把握することで、試作時のコスト低減や量産時の初期投資、納期を短縮することができます。

 

「予算」「納期」「加工技術の最適化」

プレス加工部品の試作において重要なことは、「予算」「納期」「加工技術の最適化」の3点となります。
決められた納期と予算内で試作金型を製作した上で、試作にて発生した問題点を改善して量産金型に反映させることが、円滑な量産移行に繋がる費用対効果の高い試作となるのです。

 

試作の目的

試作は、「技術開発を目的とした試作」と「量産化を見据えた試作」の2種類に分けられます。「技術開発を目的とした試作」は、作り上げる形状に最適と考えられるプレス工程を仮定し、その後トライアンドエラーにより金型や工程、加工条件を調整しながら、目的の形を徐々に作り上げていきます。「量産化を見据えた試作」は、技術開発を目的とした試作で得た問題点を踏まえて試作に取り掛かり、量産工程の妥当性を確認をするとともに量産立ち上げリードタイムの短縮を図ります。

 

効率・品質等の評価

必要とされる条件に対してオーバースペック又はアンダースペックになっていないかなども見極めた上で、生産効率を考慮しつつ求められる品質に近付けていく調整が行われます。近年では、3D-CAD/CAMや成形シミュレーションによる設計のデジタル化が進展すると共に、納期短縮並びに品質向上への対応が進んでいます。

 

 

試作の種類

 

(1)量産を目的に検討

プレス加工の試作では主にこの量産化を目指した試作を検討することが多い。そのため、主に量産を目的に検討される工法を採用して金型製造時に安定した品質を実現しなければならない。なお、設計の段階で量産時の加工性やコスト、納期などを実現できるかを検証する必要があります。

 

(2)新商品のプロトタイプ

量産目的の試作と違って必要な形状やコストに応じた製造工程を検討し、新商品のプロトタイプを製造する試作加工もあります。この場合は、様々な工法を使い目指す形状を製造します。プレス加工の特長だけでなく、他の加工法の特長も活かして検討していきます。

 

 

プレス加工の試作工程

プレス加工の試作工程は、試作の製作目的によって工程が変わります。加工時の変形(スプリングバック)などを量産前にどこまで顕在化できるかは、過去の経験と試作をすることによって検証していき、選定材料の検討、加工手順の検討、簡易型を製作するなど、製品に合わせた試作工程の手順をとる。また、プロトタイプの試作工程はプレス加工だけでなく、その他の加工も組合わせて検討する必要があります。プレス加工工程では、量産を目的とした工法であるため、安定的な品質を出せます。しかし、コスト・納期を重視する場合には条件を満たすことができない場合があるため、製品の条件に合わせ工程を検討する必要があります。

 

 

岐阜精器工業の試作技術

 

 

試作から量産まで社内一貫対応

 

岐阜精器工業では、電子機器、産業機器、自動車など、様々な分野で長年培われた経験と実績を活かし、お客様のご要望に応じた試作加工を数多く手掛けています。「量産と同じ工法で試作部品を製作したい」というお客様のご要望にお応えできるよう、金型製作から試作及び量産まで社内一貫で対応しております。量産型での再現性を見据えて試作を行っており、試作品と量産品にはほとんど差異が生じず、量産の立ち上げ時の課題を事前に把握・改善することによって量産への移行も、円滑に進めることが可能です。

高精度・高品質なプレス加工部品の試作は、岐阜精器工業にお任せください。

 

 

対応業務
試作 お客様の製品試作に必要とされるプレス部品を試作型や工作機械を用いて製作
売り型 製品図面を基に金型の設計から製作まで行い、金型図面と完成した金型を納品
金型設計 製品図面を基に金型の設計までを行い、金型図面を納品
金型製作 お客様から支給していただいた金型図面を基に金型を製作し、完成した金型を納品
金型部品製作 お客様から支給していただいた図面を基に工作機械を用いて金型部品を製作
治工具製作 お客様から支給していただいた図面を基に工作機械を用いて治工具を製作

 

 

技術開発を含む試作

自動車、電子機器、産業機器など様々な分野で長年培われた経験と実績を活かし、お客様のご要望に応じた試作から開発を含む難易度の高い試作まで数多く手掛けています。そのほか、他工法からの順送プレス加工への代替加工、工法変換、加工・組立て工数削減、低コスト化など、あらゆるニーズの試作に取り組んでいます。

 

量産性を見据えた試作

当社は、順送プレス加工での量産性を見据えた試作を最も得意としています。量産時の加工効率、加工コストなどを考慮し、試作段階から量産時の課題や問題点を事前に回避することで試作から量産、製品化までの立ち上げリードタイムの短納期化を図っています。また、製品仕様を使用環境、使用条件に応じて、オーバースペックもしくはアンダースペックになっていないかなども同時に見極め安定した品質で必要最小限のスペック、コストを見極めた試作を行っています。

 

量産時のトラブル防止対策!

弊社は試作段階から量産時の課題や問題点を事前に回避することで、試作から量産、製品化までの立ち上げリードタイムの短納期化を図っています。量産性を見据えたモノづくりを実施することで、加工効率、安定品質、コスト低減など様々な角度から事前検証を行いつつ試作を行っています。量産時に『こんなはずじゃなかった・・』なんて事を防止できます。

 

 

 

 

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