材料名 A5052
加工方法 旋盤加工
コメント モーターブラケット / 中国・広東省の自社工場にて生産。

国内生産より約35%コストダウンに成功。

 

A5052を使うには?

A5052は、アルミ合金の代表のような材質なので、最初に候補になるものです。もう少し強度が必要なら、同じ5000番台のA5083や、6000番台のA6061などが候補になります。切削性を良くしたければ快削合金のA2011、や硬度の高いA2017などが検討対象になります。

 

A5052の耐食性

A5052は、耐食性に優れています。アルミニウムは本来とても腐食しやすい金属ですが、表面に大気中で表面に不動態皮膜ができるので、耐食性を得ています。この不動態皮膜は、ベーマイト(AL2O3・H2O)とその下にアルミナ(AL2O3)からなるバリア層で構成されます。このベーマイト層を人工的に厚くする、アルマイト処理(陽極酸化皮膜)を行うことで、更に耐食性を向上させられます。

 

 A5052の旋盤加工

A5052の旋盤加工は、その優れた加工性と耐食性から幅広い工業分野で利用されています。A5052は一般的な旋盤加工に適しており、軽量でありながら強度が高いのが特徴です。この材質は、自動車の部品や航空機の構造材など、精密な加工が必要とされる製品に使用されることが多いです。比較的柔らかいアルミニウム合金であるA5052は、加工時の負荷が少なく、初心者でも扱いやすい材料と言えます。しかし、正確な仕上がりを求めるならば、適切な切削速度や工具の角度など、細かな調整が不可欠です。熟練した技術と知識があれば、さらに複雑な形状や高い精度を要求される加工にも対応可能です。

 

 

 

プレス加工・深絞り加工・金型

 

 

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